子育てで孤独を感じるのは、「エストロゲン」のせいだと言い切るのは、いささか乱暴かと。


NHKスペシャルで、

『ママたちが非常事態!?〜最新科学で迫るニッポンの子育て〜』

を、いろんな角度から複数回にわけて放送しているようです。



我が家はテレビがないので放送をみておりませんが、

この記事を読んで感じたことを、

我が家の夫婦関係と子育てを絡めて書いていこうと思います。



確かに、子育てはしんどいときもある。

話が通じなくてイラッとすることもある。

夫が全く頼りにならなくて、悲しくもなる。



子育てってそんなものかなあと思っていた時もあったけど、

いまは、よく言われる

「子育ては自分育て」

なんだなと実感しています。




全部自分で出来ると思っていた長男の時代


我が家は、出会って数ヶ月で授かり婚をしています。

長男が生まれたころ、

ちょうど出会いから1年くらい。

お互いのことなんてわからずに、

まだ新婚で浮かれていた時期。

夫のことも自分のこともわかっていなかった。


出産までの間に、夫にはうすうす頼りなさを感じていたけど、

「わたしががんばればいい」と思っていた。

もちろん、人に頼ることが苦手なわたしは、

「全部自分でできる」と思っていた。



そして、産後の里帰りも夫と離れるのが寂しかったのか、

夫が一人で羽根を伸ばすのを監視したかったのか(笑)、


母親の「カラダを休めにおいで」の言葉を素直に受け取れず、

母親を泣かせてしまうという。。。


結局2週間後くらいに実家に帰って

「ゆっくり休める」ってなんてすばらしいんだろうと

遅ればせながら実感。


この時のわたしは、休んでいるようでいて

休めていなかった。

休むことへの罪悪感。焦り。


看護師という仕事柄もあり、

子どものなにかしらの症状で不安になるということはほとんどなかったが、

自分のなかの焦りにかられ、よく出かけていた。



怒りモードで出産に臨むとこうなる、を体感した次男のとき


次男は、それから1年半後に出産。

振り返ると、出産の時期に次男のときが夫婦関係がいちばんうまくいってなかった。

二人で一つなんて意識はなく、

同じ家に住む、各々、という感じで。

新婚の時期を過ぎて、浮かれた気持ちも落ち着き、

夫の残念なところばかりが目につく時期だった。


ちょうど夫は夜勤明けで眠いのは仕方がなかったのだろうけど、

陣痛中に、わたしの視界に入るところでうとうとしていて

腹が立ち、別室に行ってもらった。

一人で産んでやる!!

って意固地になって。

怒りモードだったこともあり、足が冷える。

途中で足浴とかをしながら、なんとか出産したが、

カラダが固くなってたこともあり、

長男の時よりお産を辛く感じた。



委ねることができた、3回目の出産。

それから、例の事件があり、

心のことを学びながら、

人に頼ること、

一人で頑張ることをやめた時期に

3人目である長女を出産。


この時は、ほんとうに楽だった。

夫を信頼して、助産師さんと夫に委ねるような。


3人を生む時期にそれぞれ夫との関係性が違ったからこそ、

夫婦関係の良し悪しが、出産や子育てに大きく影響することを実感しています。





タイトルにもある、

「エストロゲン」というホルモンは、出産後急激に減るのは自然なこと。

でも、産後はおっぱいをだすための親密ホルモンである「オキシトシン」がでる。



赤ちゃんと触れ合ったり、旦那さんとスキンシップするなかで、

「幸せだなあ」と実感したら、「オキシトシン」がドバーッと出る。

だからおっぱいもでる。



でも、緊張していたり、不安が強いと、「オキシトシン」が出にくい。

はじめてのことなら緊張するのも、不安なのも当たり前なのだけど、

それを夫と共有できずに一人で抱え込んだり、

暴投を投げるように言葉のボールを夫に当てることが問題。



一人で抱え込む人は、

頑張り屋さんな人が多い。



暴投を投げてしまう人は、

自分の気持ちの伝え方を知らないのかもしれない。





赤ちゃんが自分のところに生まれてくるのは、


「ねえ、お母さん。そのパターン、苦しくない?」


「もっと人に頼っていいんだよ。」


「もっと、気持ちを素直に伝えてもいいんだよ。」


と教えにきてくれたのかもしれない。



出産も子育ても、

それまでの自分のパターンが出る。

「エストロゲン」のせい、にしてしまうのではなく、

それまでの自分のパターンで、苦しいというなら、

変わるチャンスなのかもしれない。




夫とも子どもともぶつかり合いながら、

親になっていくし、

夫婦にもなっていく。




いまはそんな風に感じています。

































































































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